院長の独り言
Monologue

2012.6.29

女性は義理堅い

この独り言を毎月結構多くの人に読んで頂いていますが、読んでいる患者さんから携帯電話で読むと長すぎるので簡潔に書いてほしいとの要望がありましたので短くするように努力してみます。
 数日前に消費税増税の衆議院の採決がありました。その際に民主党の小沢グループが反対票を投じて民主党分裂の危機に陥っています。小沢グループの衆議院議員40人が反対票を投じたわけですが、小沢さんを裏切って賛成票を投じたり欠席したのはほとんど男性議員でした。また、投票の場面を見ていると小沢グループの女性議員はドヤ顔で堂々と反対票を投じているのに対して男性議員はオドオドしながらの反対票の投票の様に見えました。
 戦国の時代から男はその時代時代で自分が生き残るために上司を裏切って敵に味方したりして生き残ってきた動物であることは歴史が証明しています。ところが女性は有利不利ではなく、一度慕った相手を自分が裏切られない限り見捨てることはありません。消費税の議論のテーマで政治家の私利私欲が渦巻いた中での生物学的な特徴が如実に現れた光景だったと思います。
 一方で小沢さんの奥さんが後援者に送った手紙が週間文春に掲載されています。小沢さんが奥さんを長年ないがしろにしてプライドを傷つけて捨てたことが詳しく書いてあります。女だから大したことは出来ないであろうと軽視した小沢さんの大きなエラーだと思います。女性は自分からは裏切りませんが、自分が裏切られた時の行動の大きさは男性の比ではありません。後先考えずに元のパートナーを攻撃します。消費税の問題では小沢さんは国民の意見を代弁しているかのように見せかけていても、肝心の家庭問題でみそをつけてしまって本性がばれてしまいました。もう遅いのですがもう少し女性の特性を勉強していれば彼の株も落ちることはなかったでしょう。
 徳川幕府が250年も続いたのは三代目家光以降、大奥が力を持って女性の目から世間を見て政治を行なっていたからのような気がします。
 この独り言を読んでいる男性の方々の皆さんの家の大奥は大丈夫ですか。決して女性を甘く見ないことが大切ですよ。
 当クリニックの患者さんの70%は開院当初から女性です。出来るだけ女性患者さんの意見を聞くようにして運営に努力しています。多くの女性患者さんは義理堅く友達などを紹介してくれます。
 男性読者は参考にしてください。女性の読者は義理堅い気高さに誇りを持ってください。