院長の独り言
Monologue

2006.8.23

男性はほめ言葉に弱い

今回は男性の大まかな特徴について考えてみます。大抵の男は上昇志向があり、ライバルをどこかに作って戦います。一つの事に夢中になって上に上がるために努力します。その世界でライバルが自分以上に成功して、心から喜んであげる人はほとんどいません。先を越されて悔しい思いをして、いつかは自分もと大体の男が思っています。動物学的に雄は外で獲物をとってきて家族を養う遺伝子が組み込まれているからです。何不自由なく養ってきた妻に熟年離婚をしてくれといわれても、何で俺が離婚されるのとほとんどの男は思うはずです。経済的に十分に家族を養えば自分の役割は終わりと思っているのですが、外ではその人の能力に応じて闘争本能を発揮して良い仕事をする男でも、家ではまるっきり使い物にならないのが世の常です。それを少しは妻の思うように仕向けるためには、まずはどんな小さな事でもほめることです。おだてて仕事をさせるのが一番です。小言を言ってしまっては逆効果です。中高学生あたりで良く勉強をする男の子供は親にほめられたくて勉強をします。マザコンの子供が比較的成績が良いことが多いのです。大学に入るまでは母親がほめてくれましたが、社会に出て親と離れるとほめてくれる人がいなくなります。だから誰かにほめられたくて酒を飲んで自慢話をするのが大体の男とパターンです。少しでも子供の面倒を見てほしいとか、少しくらいの手伝いをしてほしいと思ったら多少でもその方向でできた事があれば、ありがとうとお礼を言ってあげることです。もし、何か注意したいことがあれば、まず「あなたはこんなところはとても良いのですが、ここのところをもう少ししっかりすればもっと良くなりますよ。」などの表現で言いたいことはしっかりと柔らかい表現で言ってみてください。その時は出来ないと言っても少しづつ出来るように気にとめるのも男の特性です。的が少々はずれていても向こうの誠意があるときはお礼を言うことです。このことを頭において生活すると、夫婦円満で長年過ごせるはずですよ。小生も男尊女卑の家庭で育っていますが、結婚して考え方が180度変わり、十分ではないにしても妻の気持ちがわかるようになってきて、妻も小生の扱いが上手になって来たようなきがします。まだまだ未熟ですけどね。