院長の独り言
Monologue

2024.3.26

最近で一番驚いて刺激を受けたこと

 最近で一番驚いて感動したことがあります。東京で知り合いになった友人に連れて行ってもらった銀座のクラブで雇われママをしていたAさんがコロナと共に銀座を卒業していました。そのAさんが30歳半ばを過ぎた年齢なのに関東の獣医大学に合格したことをフェースブックで知りました。この方はとても頭が良くて関西の有名私立大学を卒業後に有名なネット会社に就職したのちに銀座で働きはじめました。多分全盛期は年間一億くらい稼いでいたと思います。銀座で働きながら宅建など数々の資格を取っています。銀座から姿を消してから何を次に行おうかと考えていて、以前から可哀そうな猫を保護して一緒に暮らしていることから考えて、将来獣医になって二次医療もできる動物病院を作って、一般の動物の治療も行いながら保護された犬や猫の治療も行いたいと考えたようです。Aさんは文系の大学を出ているので理系の受験科目の勉強は大変であったと思いますが、予備校に通いながらの受験で見事に合格されました。

 銀座でお金を稼いで自分の店を持ちたいと考えるのが普通の夢ですが、この方は今後の人生を動物に捧げることへの夢に向かったのです。まだ6年間の大学生活を行った後に修行をして腕を磨いて、きっとさらなる飛躍をして獣医師のトップに立つと私は思っています。

 今の裕福な生活を捨てて夢に向かって努力をすることは大変な決意と根性が必要ですが、人はいくつになっても、情熱と行動力があれば夢はかなうことを教えて頂きました。私自身も今年で65歳になるのでかなり限られた残りの人生となっていますが、Aさんを見習って情熱を持ち続けて行動あるのみです。