院長の独り言
Monologue

2006.3.18

自殺について思うこと

現代社会における人間関係が複雑になってきて、自殺者が増えてきています。自殺する人のほとんどは「良い人」っだったのにと言われて惜しまれます。もっと死んでも良い人は沢山いるのになんでこの人が死ななくてはいけないのと思われるパターンが大半です。自殺するタイプの人は人を責めることができず、人から悪く思われる事が嫌いです。少々義理を欠いても自分の身を守るためにはやむを得ないと思う事のできる人は、うつ病になっても自殺しません。外来でうつ病を診察する際に、人の悪口を言っている患者さんは、自殺することはないなと安心して診察できます。何か大きなストレスに遭遇した際に、自分を責めずに他人や他の原因を攻めることは、現代社会を生きていく上で大切な事かもしれませんね。自殺したい気分になった時には、自分の物を壊して発散したり、他人の迷惑にならない程度に不良をすることで、自殺を逃れることはありますよ。ストレスがたまった時に女性が高価なものを買い物するのは、極めて合理的で最も人に迷惑のかからない方法と考えます。女性の買い物は大切な必要経費だと思います。