院長の独り言
Monologue

2019.11.3

出雲駅伝の打ち上げ応援合戦に出て

10月14日に出雲駅伝がありその打ち上げパーティーに行って来ました。立命館大学出身の知り合いにお願いして立命館のテントに座って各大学の応援合戦を見ることができました。最近私はユーチューブで大学の応援団の応援演舞にはまっていてどうしても生で見てみたかったのです。現在の大学の応援団は昔の様な暴力的な感じはなくて、礼儀正しく先輩や競技者を敬い知力体力が備わっていて、仲間と協力して立派な応援をして少しでも選手の力になれば良いとみんなが考えています。こんな人達が企業に入社すればどんなにか助かることかと考えます。練習は120%の力を出すつもりで行って初めて本番で100%の力が発揮されることを彼ら彼女らは知っています。私は毎日外来の前に慶応と早稲田と国士舘大学の応援歌をユーチューブで聞いてから診察を始めます。どんな音楽よりも慶応の「若き血」と早稲田の「こんぺきの空」を聴く方が勇気が湧いてきます。国士舘の応援歌は少し右翼的ですが、私の様に剣道をやっていたものにはたまらない凛々しい力を与えてくれます。
 出雲駅伝の応援団の演舞はどの大学も素晴らしかったのですが、中でも法政大学、立命館大学、東海大学、駒澤大学は男性リーダーの男らしさと女性チアリーダーの可愛らしさがミックスされてバランスのよい応援でした。男性は120%の力で応援するさまがよく分かりました。
 もう一つ私の目を引いたのが関西学院大学の応援団長は女性で、男性団員が団長を支えて素晴らしい演舞を提供していました。これはユーチューブで明治大学や関西大学の団長も女性で、その女性団長の凛々しさたるや素晴らしいもので、一度皆さんもユーチューブで見てください。
 私はここでいつもの持論を提供します。これからの新しい令和は女性を中心とした時代であることです。応援団で昔のように喧嘩が強い男が団長をやって横暴にふるまっていては団員が誰も入ってきません。女性が頭に立って厳しい中にも細やかな心配りがあってこそ、その組織は繁栄するのです。今の若者は叱られたことが少なく頭ごなしに叱っていてはつぶれてしまいます。低成長で調和や協調が特に求められる時代であるからこそ、女性のソフトな意見が必要なのではないでしょうか。
 120%の力といえば、ラグビーワールドカップでの日本チームの活躍も120%以上の力で練習をしたからこそ、また120%の力を出そうとしたからこそあのような素晴らしい活躍をしてみんなに感動を与えることが出来たのではないでしょうか。
 以上、私は大学応援団を見て二つのことを学びました。一つは100%の力を発揮するには練習を120%の力で行う必要があること。もう一つは現代社会において、女性のリーダーが求められていることです。
 余談ですが、そんなことを考えている時の先日の日曜日に競馬の天皇賞で雌馬のアーモンドアイが牡馬に大差をつけて優勝しました。私は競馬の知識はあまりありませんが、雌3歳までの三冠馬(桜花賞、オークス、秋華賞)が雄馬3歳までの三冠馬(さつき賞、日本ダービー、菊花賞)に勝つことは珍しいことで、アーモンドアイは3歳までに三冠馬に加えて日本一を決める年齢制限なしのジャバンカップ昨年勝って、今年も天皇賞で名だたる牡馬を相手に勝ったのは競馬史上初めてのことらしく、人間だけでなく馬までも女性のリーダーが出てきたのかと驚いたしだいです。
 当院の今日の繁栄があるのはひとえに女性の患者さんの口コミのお陰であることは私肝に銘じています。またこれだけ多くの患者さんが来院されるのにスームスに仕事が流れていくのは女性職員のお陰であることも十分に認識しています。だからこそこれからも女性の変遷を研究して行きたいと思っています。それとこれからも出来る限り120%の力を出すつもりで働いていきます。