自分にとっていい男、いい女
近年の少子化問題の前に、彼女がいない男子と彼氏がいない女子が増えて来たことをまずは問題にしないといけません。私が考えるにいい男といい女の定義を理解してない人が多くなって来たのではないかと考えます。
それはどういうことかと言うといい男とは社会的地位が高いとか、背が高いとかハンサムかといういわゆる世間が評価する絶対値ではなくて、自分をまずは理解してどんな人が自分にふさわしいか。一緒にいて楽なのかという相対的な評価が大切なのです。例えば仕事もバリバリできるキャリアウーマンの場合は、男らしい自分についてこいタイプの男性とはぶつかります。少し大人しい人の話を良く聞いてくれるタイプの草食系が相応しいのです。何も決断が出来なくて人任せの女性は男らしいタイプの方が上手く行きます。人から見て誰もが羨む様な男性や女性であっても、陽性と陽性同士や陰性と陰性同士では長い夫婦生活にはなりません。喧嘩をした時にどちらかが折れないと根が深いものになってしまいます。漢方の考えでいう陰と陽が惹かれて上手く仲良く生活が出来るということです。
自分が男っぽいと思われる女性は男らしい男性を求めずに、何でもふんふんと話を聞いてくれるペットの様な感じになれる男性を選んでください。そのひとの顔はきっと貴方の好みに近いはずです。最近の男性はイケメンの基準が大分ゆるくなってきていて、少々の男性であればみんなイケメンに見えますので、面食いの女性でも適当なところで顔については妥協が必要です。それよりも大切なのは陰性と陽性の相性なのです。どうしても陽性のほうが主導権を握ることになりますので女性が主導権を握った方が家庭は円満です。
最近の男女の傾向として、男性は草食系に女性はたくましくなって来ていてお互いに中性に近づいています。だからオカマが許されて社会で認知されて来ているのです。このことも少子化の原因にもなってはいますが、結婚しないにしても一緒に暮らしていて楽しい人、気づかれしない人があなたに相応しいということになります。その人には最初は異性としての魅力は感じないかもしれませんが、一生の伴侶としては相応しいということになります。
大恋愛の末の結婚生活は、日々の生活において相手を見て減点方式になり少しづつ嫌いになるばかりですが、大して好きではないが一緒にいて楽だから結婚した相手には日々の生活が加点方式になるので、少しづつ相手の良さが分かってくるので、こんなもんかと結婚が長続きするのです。
白馬の王子様が貴方を迎えにくることは決してなくて、貴方に相応しい人はごく身近にいるものです。それが分からないのは貴方が人間としての研鑽が足りず、いい男いい女になっていないからです。人間の修行を積んでいい男いい女になれば、貴方にとっていい男いい女はいくらでも側にいますよ。