東国原英夫さんから教わったこと
先日、島根のテレビ放送でそのまんま東こと東国原英夫が「しくじり人生、俺みたいになるな」が放映されました。東京では5月位に放映されています。
その中で東は自分の失敗人生を渾身の力を込めて若い芸能人に語っていました。
たけしと一緒に嫌だったのにフライデーを襲撃して、芸能界にいられなくなったこと、仕事がなくなって政治の勉強をするために早稲田大学で勉強したことなどを語っていました。
一番気の毒だった話は、軽い想像するだけの風俗店に行って刑事にから電話があって、あの関連の店はヤクザがやっているので店の様子などを聞かせてほしいと言われて協力したところ、それが全てマスコミに流されて淫乱事件となって再び芸能界を干されて、加藤かず子から離婚されたことなどでした。
そこで、一念発起してさらに政治の勉強をして、宮崎県知事になって大活躍でした。知事になってからは数々のハニートラップをマスコミに企てられて、夜に取材と称してマスコミの綺麗な女性が自分の事務員がいる事務所兼自宅のマンションに押しかけて来て、わざと遠くのカメラを意識して写真に取られて、熱愛疑惑を疑われたりして、手の込んだトラップを仕掛けて来たようです。知事を辞めてから、皇居のまわりを走っていたらよってきた綺麗な女性と話をしながら走っていたら、その人が文春の記者でそれも記事にされたとのことでした。
東が言うには、人生において向かい風が吹いている時は人間は頑張ることが出来て、努力次第では必ず道が開けてくる。しかし、追い風の時で自分が絶好調の時に、自分の脇が甘くなって魔の手が伸びてくる。
人間は調子が良くなると何でも自分の思い通りになると勘違いするが、そうではなくて、たまたま今は追い風で調子が良いと考えて、さらに自分を戒めて謙虚になれる人が最後の勝利を掴むことが出来るのであります。
今まで東を小馬鹿にしていましたが、やはり知事としてあれだけの仕事をしただけあって説得力があって感動しました。
人間は愚かなもので私も含めて、調子が良いと有頂天に必ずなります。戦国時代なら殿様には良い参謀がついていて、その知恵を参考にした武将は生き残っています。人に言われるまでもなく、今までの歴史を参考にして自分でその調子をセーブする能力を是非とも一生かかっても身につけたいものです。
みなさんも小さな波でも、必ず好調不調の波はあるはずです。高い波の時はやがてくる低い波に向かって脇を閉めて準備をしましょう。低い波の時は黙っていても自分で勝手に努力するので、自然体で頑張れば必ずトンネルから脱出出来ます。。
最も問題なのは向かい風の時ではなくて、追い風の時なんだと東国原英夫は自分の失敗人生の中から我々に教えてくれました。