人生は喜ばせごっこ
東京の知人から「下手先生の生き方ですね」と素敵な文章を送られて来たのでご紹介します。
アンパンマンの作者のやなせたかしさんの言葉です。
ひとは何が楽しくて、何が一番うれしいのだろう? 答えは、喜ばせごっこ。
母が一生懸命に料理をつくるのは「美味しい」と喜んで食べる家族の顔を見るのがうれしいから。
父が汗をかいて仕事をするのは家族の喜びを支えるため。
美しく生まれたひとはその美しさで、ひとを喜ばせることができる。
学問が得意なひとは学問で
絵が描けるひとは絵で
歌えるひとは歌で
人生は喜ばせごっこ。
ひとは喜ばせることが一番うれしい。
やなせたかし(漫画アンパンマン作者)
私の人生を振り返ってみると、常にひとの喜ぶ顔が見たくて頑張って来た気がします。
患者さんの病気を治して喜ぶ顔が見たい。家族が喜ぶことをしたい。クリニックの職員に美味しい果物や弁当を食べてもらう。
レストランで料理を作っている人は、客に美味しいものを食べてもらう。
ゴルフ場で働く人は、客にゴルフを楽しんでもらってリラックスしてもらう。
笑顔の素敵な人は、そのスマイルで人々を癒してあげる。
建築で働く人は素敵な家を建てて喜んでもらう。
全ての人に周囲の人を喜ばせるチャンスがあって、そのことで自分自身も幸せな気持ちになることが出来ます。
私は人を接待することがとても好きで何か変なのかといつも思っていましたが、やなせたかしさんのお陰でまたこの言葉を送ってくれた知人のお陰で、霧が晴れたように自分の生きる道がわかった気がします。
特別なことをしなくても自分の置かれている持ち場でも十分にひとを喜ばせることが出来るのです。自分の持っている能力以上のことは出来ませんが、自分にしか出来ないことが沢山あって出来る範囲でひとを喜ばせる。
明日からその気で暮らしてみませんか。